先日発表されたアーセン・ヴェンゲルの退任。
アーセナルをビッグクラブに育て上げた名将はチームを去り、その政権は22年で幕を下ろすこととなった。
これにより、1990年代から20年以上に渡ってプレミアリーグを盛り上げたサー・アレックス・ファーガソン、ヴェンゲルの両指導者がいなくなることに。
ファーガソン、ヴェンゲルともにその退任はエポックメイキングな出来事であるが、そんな両者のラストシーズンを選手として迎えた人物が一人だけいる。
現在はアーセナルに所属するFWダニー・ウェルベックだ。
ウェルベックはマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育ち、2008年にトップチームデビュー。ローン移籍で経験を積んだ後、ファーガソン監督からも信頼されていた。
するとプレミアリーグで27試合に出場した2012-13シーズン、ファーガソンは監督からの退任を発表。ユナイテッドは四半世紀以上ぶりに、新たな指揮官を迎えることとなった。
その後ウェルベックはユナイテッドで出場機会を失い、2014年にアーセナルへと移籍。そしてウェルベックは今回、アーセナルの選手としてヴェンゲル退任の知らせを受けた。
ファーガソン退任後のユナイテッドがそうだったように、ヴェンゲルがいなくなった後のアーセナルには間違いなく転機が訪れる。
そうした両指揮官がいなくなる瞬間に選手として立ち会うというのは、なかなかない巡り合わせだろう。