エイバルで3シーズン目を戦う乾貴士。今季もレギュラーとしてプレーし、ほぼ確実となっているチームの1部残留に大きく貢献している。日本人選手にとって「鬼門」といわれるラ・リーガだが、乾はそれを突破しつつある。

そんな乾だが、今季限りでのエイバル退団とベティス移籍が話題に。本人は移籍の件に関して何一つ明言していないが、もしベティス入団が現実となれば、乾にとって欧州で4つ目の所属クラブとなる。

今では当然のように欧州でプレーしている乾。思い返すとセレッソ大阪を飛び出し、最初の行き先だったドイツの地に渡ったのは、もうかれこれ7年近く前のことだ。

そこで今回は、乾貴士の欧州での7シーズンをユニフォーム姿で振り返ってみたい。

野洲高校時代はセクシーフットボールで全国選手権を優勝し、高校卒業後に入団した横浜F・マリノスでは壁にぶつかり、そしてセレッソ大阪で見事に花開いた男の、欧州挑戦の足跡。まずは最初のクラブ、2011年のボーフム時代から見てみよう。