『Corriere della Sera』は28日、「中国企業の蘇寧グループは、イタリア・セリエAのインテルを売りたがっている」と報じた。

2016年6月、インテルの会長を務めているエリック・トヒル氏は、クラブの過半数の株式を売却した。

それを購入したのは中国の巨大コングロマリットである蘇寧グループ。中国超級リーグの江蘇蘇寧も所有する企業である。

多くの投資を行い、低迷していたインテルを徐々に強化することには成功しているといえる。

しかしながら、インテルは今季チャンピオンズリーグには出場できず、赤字経営が続いている。

先日は「もはやセリエA参加が認められないほどの借金を抱えている」とも報道された(クラブ側は否定している)。

そして今回の報道によれば、蘇寧グループは徐々に投資を渋るようになっており、これが原因でインテルとの関係が悪化しているという。

江蘇蘇寧のファビオ・カペッロ氏の辞任、そして蘇寧グループ国際コーディネーターのヴァルテル・サバティーニ氏の退任も、それが原因になっているとも。

蘇寧グループはすでに他のプロジェクトを進めており、インテルを6億ユーロ(およそ788.6億円)で他の者に売りたいと考えているとのことだ。

ただ、その価格でインテルを買おうとする人物を見つけるのは非常に難しいだろうと予測されている。

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