15日、ブラジル代表FWネイマール(PSG)が自身のSNSにこんな写真を投稿した。
Você tem que ter uma atitude positiva e tirar o melhor da situação na qual se encontra.
Stephen Hawking pic.twitter.com/JE2MtyuT6b
— Neymar Jr (@neymarjr) 2018年3月14日
車椅子の上でポーズをとるネイマール。投稿には「ポジティブな態度で、自分が今いる状況を最大限に生かさなければならない。 スティーヴン・ホーキング」と綴られている。
そう、これは14日に76歳で亡くなった英国の理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士の有名な言葉だ。
1942年に英国のオックスフォードで生まれたホーキング博士。彼は21歳の時にALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、その後50年以上も車椅子の上で過ごすことになったが、そのハンデをものともしない数々の研究で世界的な名声を得た。
ネイマールは先月のマルセイユ戦で第五中足骨を亀裂骨折し、ワールドカップ本番を見据えて手術を行った。現在はリハビリ中で車椅子も使用しているようだが、そんな自身と亡くなったホーキング博士を重ね合わせてこの投稿をしたようである。
投稿にはInstagramで300万以上の「いいね!」が寄せられた。しかしその一方で、一時的に車椅子生活を余儀なくされた彼と、一生を車椅子で過ごすことになったホーキング博士とを比較するのは「不適切」だとして批判の声も上がっているようだ。