『L'Equipe』は16日、「ワトフォードの前会長であるラファエレ・リーヴァ氏が起訴された」と報じた。
問題となっているのは、ウディネーゼ、グラナダ、ワトフォードの3クラブを利用した脱税、マネーロンダリング事件。
これら3つのクラブを所有していたのはポッツォ・ファミリー(グラナダは2016年に中国企業へ売却)で、彼らの関係者が経営を行っていた。
3クラブで選手をやり取りし、その移籍金の額を偽装申告して税金の支払いを逃れたほか、ルクセンブルクの持株会社を利用して収入を隠していたと疑われている。
裁判所は「明らかに、この3つのクラブはそれぞれの税務行政から脱出し、ルクセンブルクの持株会社との三角形を形成している」との判断を下している。
すでにグラナダ元会長のエンリケ・ピナ、3クラブのオーナーであったジーノ・ポッツォは起訴されており、今回ワトフォードの元会長ラファエレ・リーヴァも訴えられることになった。
リーヴァ氏はスペインに拠点を置いていたポッツォ・ファミリーの企業を管理しており、秘匿金額が2億ユーロ(およそ265.9億円)を超えるという大規模な脱税事件に関与した疑いが強まっている。
なお、彼はワトフォードを退任した際も書類を偽造したというスキャンダルが原因であった。