この度Qolyでは、沖縄SVの協力もあり、Jリーグ「沖縄キャンプサッカーキャンプ」を取材させて頂いたが、そこには現地に行くことでしか知り得ないことが溢れていた。

そこで、サッカーファンやサポーターではあるが「キャンプにはまだ行ったことがない…」という、いわゆる、「キャンプビギナー」に向けてタメになる情報をまとめてみることにした。

題して「Qolyが現地から送る、Jリーグ沖縄キャンプの初心者にこそ伝えたい入門ガイド」。

これを機にJリーグキャンプで沖縄を訪れるサッカーファンが少しでも増えれば幸いだ。

キャンプの日程は?

まず、開催期間はシーズンによって多少前後するが、2018年度で言うと、1月13日から2月19日までの約一ヶ月。

Jリーグに所属するチームは、リーグが開幕する二週間前まで(2月10日前後)に切り上げ、最後の一週間はLリーグのINAC神戸レオネッサ、韓国の女子サッカーチームである水原都市公社がキャンプを張る流れであった。

とは言え、クラブによって活動形態は区々。

1月で沖縄を後にするクラブや、前半と後半でキャンプ地を変更するクラブもあるので、見に行きたいクラブのスケジュールはしっかり抑えて計画を立てる必要がある。

実は会場は散らばってます

「沖縄キャンプ」と一括りにされているものの、キャンプ地が決して一箇所に集中していないことは忘れてはならないポイント。

沖縄と言えば「那覇」のイメージが強いかもしれないが、キャンプ地は那覇市だけではなく糸満市や沖縄市、北側に位置するうるま市や名護市など各所に点在。さらに、離島の石垣市もキャンプ地に含まれている。

そのため、キャンプ地を巡る際は滞在する「拠点決め」も重要だ。

観光などを考えると、那覇市での宿泊プランがすぐに思い付くところだが、南北にアクセスしやすい沖縄市や宜野湾市でホテルを探すのも一つだろう。

また、「拠点探し」と共に抑えておきたいのがアクセス面だ。

モノレールやバスなど公共機関もあるが、交通網が充実しているとは言いがたく、「キャンプ地巡り」では少々不便さを感じるところ。

やはり、効率良く回るためには「レンタカーは必須」と言わざるを得ない。

今回沖縄に乗り込んだQoly編集部の一人は、バスを駆使して会場を目指すプランを敢行してみたが、正直、苦戦をしていた様子だった。

那覇市周辺に拠点を構える場合はもちろんのこと、他の市で宿泊する場合でも、到着のタイミングで早々と那覇空港で車をゲットするのが良いだろう。