『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「セリエBに所属するフォッジャのオーナーであるフェデーレ・サンネッラが逮捕された」と報じた。
容疑はマフィア関連の資金を洗浄したとされるマネーロンダリングに関するものだ。
フォッジャは昨年末の段階で税金詐欺の容疑によって告発されている。
その問題は、名誉副会長であるルッジェーロ・マッシモ・クルチ氏が「従業員に現金で給与を支払っていた」ことによるものだという。
税金の支払いを避けるために現金で支払ったとされるお金は総額37万8750ユーロ(およそ5140万円)で、これらは選手、監督、代理人へと渡った。
また、この資金はシチリアンマフィアによる犯罪ネットワークで得られたものであり、その一部がフォッジャの運営費用になっていたとのこと。
これによってクルチ氏が昨年12月に逮捕されており、今回資金洗浄に関わったとのことでオーナーのサンネッラ氏も身柄を拘束された。
フォッジャは今後勝点3~4の没収処分を受ける可能性が高いと伝えられている。フォッジャは現在19位と低迷しており、4ポイントマイナスとなると最下位のプロ・ヴェルチェッリと勝点で並ぶことになる。
また、オーナーの資格が剥奪された場合、マフィアとの関与を避けるために司法担当者が新たな責任者として派遣される可能性があるとのこと。
公聴会は2月13日に行われる予定となっており、そこでそれらの措置が取られるかどうかが決まる。