『Nation』は8日、「Sportpesaが撤退したため、ケニア・プレミアリーグは名称の変更を余儀なくされた」と報じた。
ケニアのオンラインベッティング(賭け)会社Sportpesaの状況は、更に混迷を極めているようだ。
先日、政府がベッティング会社に対しての税金を7.5%から35%に引き上げることを決めたことで、Sportpesaは国内でのスポンサード活動を突如停止した。
これによって、タイトルスポンサーとしてSportpesaの名前を冠していたケニア・プレミアリーグは、年間8000万シリング(およそ8720万円)の収入を失う事になったという。
リーグ機構はこの状況について話し合いを行っていたが、Sportpesaが戻ってくる可能性は極めて低いとして、今後新たな収入源を探ることに決めたとのこと。
ケニア・プレミアリーグの強豪ゴア・マヒアもSportpesaのサポートを受けていたが、こちらも大きな収入を失っている。
彼らも現在新たなスポンサーを探しており、フィリピンのオンラインベッティング会社Dafabetに接近しているとのこと。
Sportpesaはイングランド・プレミアリーグのエヴァートン、イングランド2部のハル・シティなどで胸スポンサーを務めていることで知られる。
この税法改正を予測していたことから、Sportpesaはすでに夏の段階でハル・シティとのスポンサー契約を縮小しており、2019年夏以降の契約延長はないとクラブに通告しているようだ。
また、『Daily Nation』によれば、エヴァートンについても契約解除はないとのことだが、金額については抑えられる可能性があるという。