『Cope』は9日、「ラシン・クラブのビクトル・ブランコ会長は、FWラウタロ・マルティネスの放出を拒否した」と報じた。
ラウタロ・ハビエル・マルティネスは1997年生まれの20歳。ラシン・クラブの下部組織で育成された「トロ(雄牛)」の愛称を持つストライカーである。
今年行われたU-20ワールドカップにも出場。退場も経験したが、2試合で2ゴールを決める活躍を見せている。
トップチームでもすでに主力としてプレーしている彼は、今冬のマーケットでアトレティコ・マドリーに移籍する可能性が高いと伝えられていた。
彼の契約解除条項は900万ユーロ(およそ11.9億円)になっているが、現在選手側との間でそれを引き上げるための話し合いを行っているようだ。
ラシン・クラブは2~3週間前にアトレティコから送られた1275万ユーロ(およそ16.9億円)の入札を拒否しており、ラウタロ・マルティネスと契約更新した上で6月までキープする意思を示す。
また、入札を拒否したにもかかわらずアトレティコがメディカルチェックを行ったことについて、少なくとも許可を取るべきだと批判した。
ビクトル・ブランコ
「ラウタロは足の手術を受けたことがある。アトレティコはX線写真や検査の結果を調べた。
それ以上のことはなかったが、そのどちらもいいことではない。アトレティコは少なくとも我々に求めるべきだし、それをしたのは悪いことだ」
シメオネ監督は選手としてラシン・クラブで引退し、そのまま監督も努めたことがある。その関係もあって、太いパイプはあるのだが…。