今季限りで現役を離れることを発表したアンドレア・ピルロ。
カルロ・アンチェロッティの下で、サッカー界の新たなポジション「レジスタ」像を確立し、20世紀のシステムを変えた。その男がついにピッチを離れる。
『Football Italia』はこの引退に寄せて、イタリア代表での忘れられない5つの瞬間を特集した。
2005年3月26日、スコットランドを沈めた2本のフリーキック
2000年にイタリアをU-21欧州王者に導いたピルロであるが、その後フル代表に入るまでには苦労した。
トラパットーニ監督は若手起用の圧力に負け、ピルロはサン・シーロでのスコットランド戦に起用された。
しかし、守るスコットランドのブロックを切り崩せないイタリア。そう、ジラルディーノがエリアの外で倒れるまでは。
ピルロはそれを見事にゴールへと蹴り込み、リードを奪った。そして84分にもまたフリーキックでネットを揺らし、ヒーローになった。