今季のJ1で開幕から下位を彷徨い、現在最下位につけているアルビレックス新潟。
17位と勝点差が開いていることから前節のサガン鳥栖戦を「引き分け以下で降格」という非常に厳しい条件で迎えたのだが、なんとか虎の子の一点を守り勝利。
また残留争いをしているヴァンフォーレ甲府とサンフレッチェ広島が揃って敗れたため、なんとか同節での降格は免れた。
奇跡にも近い形で一旦降格を回避した新潟だが、このゲームでは試合終盤にビッグプレーがあった(04:12から)。
1-0とリードし迎えた84分、GK権田修一のキックを新潟DFソン・ジュフンが対応を誤り、田川享介が裏に抜け出す。
スピードに乗った田川のシュートは一度GKに阻まれるものの、これがこぼれ再び鳥栖にチャンスが訪れる。しかし、さきほどミスを犯したソン・ジュフンが決死のカバーリングを見せここまで戻り、なんとこれに追いつきクリア!
田川より早くにボールをクリアし、この絶体絶命のピンチを凌いだ。
自らのミスが原因であったとは言え、ソン・ジュフンのクリアがなければ試合は1-1となり、新潟の降格は決定していたかもしれない。