『FourFourTwo』は5日、「元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールは、2008年のチャンピオンズリーグ決勝について語った」と報じた。
マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたファン・デル・サールは、2008年の決勝でチェルシーと対戦。1-1で120分を終えたあと、PK戦に臨んだ。
そしてサドンデスに入ったあと、彼がチェルシーFWニコラ・アネルカのキックを防いだ時にユナイテッドの勝利が決まった。
ファン・デル・サールはこの場面について以下のように話し、PK戦に向けて緻密な分析を行っていたことを明かしたという。
エドウィン・ファン・デル・サール
「私は覚えている。試合の前、チェルシーのPKをたくさん勉強したことをね。
そう、例えば…フランク・ランパードのPKのは40本ほど分析しただろう。
それをノートに書き込んでいて気づいたんだ。ニコラ・アネルカはほとんどの場合ゴールキーパーの右に蹴ってくることを。
それから、チェルシーが私について研究していたことを聞いた。そして、私が良く右に飛ぶことを学んでいた。
したがって、私はチェルシーの選手が私の左へ蹴るように言われているだろうと思っていたし、彼らはそうした。
そして、アネルカはそれと違うところに蹴ってくるだろうと思っていたよ。そして、ありがたいことにああなった」
「アネルカのPKをはじき出した後の数秒間、世界から切り離されたような感覚だったよ。
チャンピオンズリーグ決勝に勝った時、そして仲間がこちらに走ってきた時、それ以上にうっとりできる経験はなかったと気づいた。
それは、私のキャリア全体の中でのハイライトだった」