『El Pais』は25日、「PSGは、UEFAから8名の選手を売却するよう通告された」と報じた。
今夏ネイマールを2億2200万ユーロ(およそ292億円)で獲得し、さらにキリアン・エンバッペを来年1億8000万ユーロ(およそ236.8億円)で買うことになっているPSG。
クラブ側はファイナンシャル・フェアプレー(クラブの収入と支出のバランスを取るための規則)に抵触していないと主張している。
その一方、UEFAにはバイエルン・ミュンヘン、ユヴェントス、レアル・マドリーらから苦情が寄せられていたとのこと。
それを受けてUEFAはPSGに対して「違反なら数年間CL、ELから追放する」と通告するとともに、8選手を48時間以内にマーケットに出せと要求したという。
その内容はアンヘル・ディ・マリア、ハビエル・パストーレ、ブレーズ・マテュイディ、ルーカス・モウラ、ユリアン・ドラクスラー、アテム・ベナルファ、セルジュ・オーリエ、チアゴ・シウヴァ。
PSGはそれを受けてすぐにブレーズ・マテュイディをユヴェントスへ、そしてセルジュ・オーリエをトッテナムへと売却。それによってUEFAをなんとか納得させることができたようだ。
それらのプロジェクトに対して、PSG監督のウナイ・エメリはかなり大きな懸念を訴えているという。
数名の選手だけに頼ったプロジェクトは、離脱者が出ることを考えると非常に脆い。ネイマールだけでタイトルは獲れない、戦略を変えるべきだとクラブに警告したとも。
現在ペナルティキックの担当を巡ってチーム内での衝突が表面化しているとも言われるPSG。果たして目標であるCL優勝は可能なのだろうか…。