カンボジアで13歳のペップ・チャン少年がカンボジアンタイガーFCとプロ契約を結んだ。

オーナーの加藤明拓氏に話を聞くとシェムリアップでの複数のジュニアユースチームを視察の際に、中学、高校生の選手達に混ざる中で、ものすごく小さいがセンスを感じられる選手を発見したという。

目を輝かせながら、貪欲に練習に取り組む姿勢を見て感じるものがあり、話を聞くとまだ、小学6年生で最近ジュニアユースに加入したようで、それまでは誰に教えられるでもなく、フットサル場で練習してうまくなったとのこと。

すぐに所属のネクストステップFCのマネジャーに連絡し、本人と両親にプロ契約の提案をさせてもらい契約に至ったという。しばらくはネクストステップFCでプレーする予定。

気になる選手プロフィールは以下のようだ。

名前:ペップ チャン(Pheap Chan David)
ニックネーム:デイヴィッド
生年月日:2004年3月18日生 13歳(小学6年生)
利き足:左
所属:ネクストステップFC(ジュニアユースのサッカースクール)

※契約の中には英語学校の授業料なども含まれる。

加藤氏に取材すると

「カンボジアの地方ではこのように才能はあるが発掘されず、良い教育が受けられないまま埋もれていくことが多い、と聞いていたが彼を見てまさにそう感じた。

カンボジアンタイガーFCがシェムリアップに移転した目的の1つがまさにデイヴィッドのようなダイヤの原石の発掘と機会提供だ。まだ13歳なので、過剰な扱いをして、彼のサッカーに対する向上心を損なわないように様々な機会提供をしたい。

1年はサッカーをしながら英語も勉強してもらい、来年夏には日本にも連れて行きたい。シェムリアップからワタナカを超えるプレーヤーとして、将来沢山の人達に夢を与えられるような選手になって欲しい」

と語り、早くも9月末に日本へ来ることも考えているという。

ペップ少年は「カンボジアンタイガーFCに貢献して、色々な人に自分のプレーを見てもらえるように頑張ります!」と語っている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名