24日(木)、ワールドカップ予選に向けた日本代表メンバーを発表したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。
記者会見の様子は日本サッカー協会のYouTubeで生配信されたのだが、質疑応答の最後にこんな質問が飛んでいた。
「監督に伺いたいんですが、この暑さやコンディションの難しさっていうのを考えた時に、やはり国内組の調子の良い選手を使うという選択肢も考えられるのかなと思ったのですが、やはり今のコンディション、怪我などを含めても国内組から(招集に)足りうる選手は、特にFWに関しては少なかったという認識で宜しいんでしょうか?」
今回招集された27名のうち、海外組は17名。
Jリーグでプレーする選手はわずかに7名しかおらず、9名が選ばれたFWでは杉本健勇ただ一人という結果になった。
確かに、なぜハリルホジッチ監督がこれほどまでに海外組に固執するのか気になるところである。これに対してハリルホジッチ監督が述べた返答は以下の通り。
ヴァイッド・ハリルホジッチ(日本代表監督)
「私が国内、Jリーグの選手をあまり使わないと仰っている方々もいますけれど、先ほど今野の例も挙げましたが、代表で通用するコンディションにあると感じた選手は呼んで使っております。
私は来日した時から、『名前だけでプレーする選手はいない』ということを言い続けています。コンディションの良い選手を使うと言ってきました。
今回は杉本が入っておりますけども、非常にコンディションが良くてここに入ってきています。そして大迫、岡崎よりコンディションが良いということを見せればプレーする可能性ももちろんあります。そういうふうに使うことに関しては私は全く問題ありません。
この前のJリーグのゲームでのプレーをこれからも続ければ、代表で呼ばれ続ける選手になると思います。
そして、イランでのイラクとの戦いで今野や井手口、倉田、たくさんのJリーグの選手も出ております。怪我人が出て代わりに入ったという状況もありますけども。
植田や三浦のような若い選手も入ってきています。昌子もそうですけれど、彼らは代表に値すると思っているのでリストに入れています。
私にとっては、Jリーグなのか海外なのかというところは最も重要なところではありません。代表に呼ばれるコンディションにあるのかどうか、それを見せるのが重要だと思います。
ですので、Jリーグの選手にとっても私にとっては全く問題なく使いたいと思っていますし、そこは分けて考えてません」