12日、DFBポカール1回戦が行われ、フランクフルトはTuSエアンテブリュックと対戦し3-0で勝利した。
日本代表MF長谷部誠、MF鎌田大地が揃って先発出場、鎌田はこれが公式戦デビューとなった。
今季ドイツ4部に昇格してきたエアンテブリュックには新加入の日本人FWがいる。西谷優希だ。22分、その西谷をとめようとしたアルゼンチン人DFダビ・アブラアムにレッドカードが提示され、10人での戦いを強いられた。数字上では快勝のフランクフルトだったが苦しめられた。
西谷は鹿島学園高校時代の2011年に全国高校サッカー選手権に出場し2試合に途中出場。2回戦で滝川第二高校と戦い1-4で敗れたが、双子の弟・西谷和希(現・栃木SC)と共に「西谷ツインズ」として大会では名の知れた存在だった。
その後、仙台大を経て2014年にヒラル・ベルクハイムへ加入し、ドイツ6部、5部といった地域リーグでプレーしていた。
今季より4部のエアンテブリュックへステップアップし、7月のヴァッテンシャイト戦では2分、58分と2ゴールをあげアピールに成功した。
高校選手権当時はボランチの選手として運動量やゲームメイクを得意としていた印象だったが、フランクフルト戦では2トップの片割れとしてプレー。transfermarktを見ても登録ポジションはFWになっているようだ。
エアンテブリュックのフローリアン・シュノーレンベルク監督は試合後、数的優位に立ちながらも勝利できなかったことに「少しがっかりしているが良いパフォーマンスは提供できた」と語っている。
なお、エアンテブリュックにはデータ上では元FC岐阜SECOND、テゲバジャーロ宮崎のDF岩本将吾もプレーしていた様子。現在公式サイトには掲載がなく今日の在籍は不明だがこちらも頑張っていただきたい。