『New York Times』など各メディアは10日、「イランサッカー協会は、代表選手2名を無期限の招集停止処分とした」と報じた。

先日ヨーロッパリーグ予選でマッカビ・テル・アヴィヴ戦に出場したことで問題になってしまったイラン代表の2選手。

マスード・ショジャイーとイフサン・ハジ・サフィは、パニオニオスの一員として試合にフル出場。

しかし、イラン政府はイスラエルを国家として認めておらず、あらゆる大会において対戦することを禁止している。

そのルールに抵触することになったショジャイーとハジ・サフィには大きな処分が科せられると言われていたが、今回無期限の招集停止という判断が下されることになったとのこと。

ショジャイーは現在イラン代表チームでキャプテンを務めている選手であり、ハジ・サフィもチームでもっともロングスローの精度が高い者の一人。

イラン代表はワールドカップへの出場をすでに決めているため、成績という点では大きな問題にならないだろうが、対戦する韓国とシリアにとっては好材料となるかもしれない。

ただ、この問題に関しては幾つか懸念もあるという。

国際サッカー連盟(FIFA)のルールにおいては、スポーツへの政治的な干渉は禁止されている。そのため、FIFAがこの判断に対して何らかの行動を起こす可能性もあるのではないか?ともメディアは報じている状況だ。

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