FC東京に所属する元日本代表MF石川直宏は2日、公式WEBサイトで今季限りの現役引退を決めたと発表した。

石川直宏は1981年生まれの36歳。横浜F・マリノスでデビューしたが、2002年に移籍したFC東京でブレイクを果たした。

原博実監督が使用したスペイン流4-2-3-1で右ウイングを務め、『ハラ・トーキョー』の中心的なアタッカーとして活躍。

実力は認められながらもその後は怪我に泣かされるシーズンが多く、2度の大きな手術も経験。昨年J3でプレーしたのを最後にピッチを離れており、今回現役引退を決断した。

36歳でスパイクを脱ぐことを決めた石川は、公式サイトで以下のように語っている。

石川直宏

「今シーズンをもって現役引退を決意し、6月下旬にクラブへその意思を伝えさせていただきました。

2015年8月にフランクフルトとの親善試合で負った怪我、手術から去年9月にJ3で復帰したものの再び状態が悪くなり、ここまで痛めている左膝のリハビリを復活に向けて取り組んできましたが、思っていた以上の回復が出来ていないこと、そしてピッチの上でチームの力になかなかなれないもどかしさがある中で、残りのシーズンを今まで以上に強い覚悟と責任、誇りをもって出し尽くしたい想いが強くなったのが決断の経緯になります」

苦しんできた怪我の影響が大きかったことを明かすと共に、今季の残りの試合にかける思いを語っている。

石川直宏

「振り返るのは全てを出し尽くしたシーズン終了後にしたいと思います。

とにかく今しか出来ない、今しか感じられない想いを自分の中にだけでなく、多くの仲間と共に刺激し合い共有しながら突き進みます!!」

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