『BBC』は20日、「ヨーロッパリーグの試合を観戦するためにボスニアを訪れたアバディーンのサポーターが、パブで暴徒に襲われた」と報じた。
スコットランド・プレミアリーグのアバディーンは、20日夜にヨーロッパリーグ2次予選のセカンドレグを戦う予定となっている。
会場はボスニア・ヘルツェゴビナのシロキ・ブリイェグ。アバディーンのサポーターおよそ50名は、会場から12マイル離れたモスタルのパブで時間を過ごしていたという。
しかし、突然そのパブに約12名の武装した男性グループが突入し、野球バットや金属パイプ、発煙筒などで彼らを襲撃したという。
アバディーンのサポーター2名がこれによって大きな怪我を負い、1人はかなり重傷であるとのこと。また、強盗被害も確認されているようだ。
同席していたジャーナリストのデレク・アイアンサイド氏は「雰囲気は非常によく、トラブルや揉め事は一切なかった」と証言しているという。
事件の現場となったブラック・ドッグ・パブはFacebookで声明を発表し、アバディーンファンに謝罪すると共に、犯人はもう特定されていると説明した。
ブラック・ドッグ・パブ
「心からお詫び申し上げたい。これはサッカーの競争関係による事件であり、モスタルの旧市街で常にあるものではない。
警察がすでに関与しており、犯人は特定されている。我々はモスタルの良い人々に、この旧市街を訪れてくれるよう求めている。旅行者にとってここが安全な街であることを見せる助けになって欲しい」