森保一監督の退任により、サンフレッチェ広島の新指揮官に就任したヤン・ヨンソン氏。

ここ20年は北欧で指揮を執っていたヨンソン氏だが、1990年代には日本でプレー経験があり、広島やヴィッセル神戸でコーチを務めたことも。日本で過ごしていた時期は実に4年にも及ぶ。

そんなヨンソン氏だが、広島の新監督就任会見でいくつか日本語を話していた。

冒頭、流暢な日本語で「はじめまして。ヤン・ヨンソンです。宜しくお願いします」と記者に挨拶したヨンソン氏。

会見は英語で行われたのだが、その中にもいくつか日本語を織り交ぜており、「Lately, it's ちょっと難しい(02:23から)」、「in training 毎日(03:07から)」といった言葉が確認できる。なんだかこれだけで好感が持てる!

さらに、「システムについての変化や進化」について問われた際には…(03:07から)

攻撃時と守備時でフォーメーションが変化する広島。

ヨンソン氏も守備時に4-5-1になることを認識しているようなのだが、その際に前線の選手の状況を"lonley"という英語で表現した。

しかし、ここでも日本語を用いて説明したかったようで、通訳に"lonley"の日本語訳を尋ねていた。

結局通訳からは辞書通りに「孤立する」という日本語が伝えられたのだが、ヨンソン監督はこれに対して"no, no no no"と返答。「ちょっと待って」と思考を巡らせ、「一人です」という日本語を使った。

また、"lonley"には「寂しい」という意味があることも知っていたようで、「この場合は『寂しい』ではないよね」といったような内容を織田秀和社長に話していた。これだけ日本語を覚えているのは凄い!

ヨンソン氏の英語は日本人にとっても非常に分かりやすい発音で、話すスピードも心地良い。選手としてもコミュニケーションを図りやすいかもしれない。

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名