冷たい湖に飛び込んだことで、サッカー選手が命の危機に晒される事故があった。
水難事故に見舞われたのは、MLSサンノゼ・アースクエイクスが保有するブラジル人MFマテウス・シウヴァ。20歳の彼はネバダを本拠地とするリノFC(実質3部)にレンタル中だった。
7月4日の早朝、マテウスはリノFCのチームメイトたちと一緒に州境にあるタホ湖に向かった。混雑するビーチの場所取りのためだったそうで、午前6時に現地に到着。
マテウスはまだ冷たい水に飛び込み、泳ぎに行った。だが、その後助けを求める声を上げたという。
チームメイトたちがすぐさま駆けつけたほか、近くにいたパドルボーダーたちも救助に向かった。マテウスは水から引き上げられたものの、この時点で脈が無かったそう。
ビーチに居合わせた人が心肺蘇生法を行ったことで、マテウスは呼吸と心拍を回復。その後病院へと緊急搬送されたものの、呼びかけには反応しない状態だったという。
木曜日までは昏睡状態だったが、その後意識を取り戻した。現在は話すこともできるとのこと。
ジェシー・フィオラネッリ(サンノゼ・アースクエイクスGM)
「マテウス・シウヴァが昏睡状態から目覚めて完全な反応を示していると発表できて、我々は信じられないくらい興奮しているし安堵している。
マテウスが今日も生きられていることに尽力してくれたドクター、リノFCの選手とスタッフ、そしてビーチに居合わせた人達に、アースクエイクスの組織全体として感謝している」
また、リノFCはビーチでマテウスの救助に協力してくれた人を探していると、SNS上でメッセージを出している。