夏の移籍市場が開幕した。すでに多くの動きがあるなか、まさかの“ダブルブッキング”があったようだ。『BBC』が伝えている。
問題となったのは、北アイルランド人DFジョシュア・ロビンソンを巡る契約だ。24歳の彼は英下部リーグのヨーク・シティとの契約を解除し、退団が決まっていた。
その後、2つのチームがほぼ同時にロビンソンの獲得を発表したのだ。
Interview: David Healy - delighted to announce signing of Josh Robinson https://t.co/CVVj3zsn7C
— Linfield FC (@OfficialBlues) 2017年6月29日
Josh Robinson Is Back at Crusaders. Read story now at https://t.co/HFkWVUvEAT pic.twitter.com/XrgHgXc13b
— Crusaders FC (@CrusadersFC) 2017年6月29日
“かぶってしまった”のは、ともに北アイルランド1部リーグに所属するリンフィールドとクルセイダーズ。両クラブは昨季の優勝を争った間柄なのだが、選手獲得を巡ってもバトルすることに。なお、クルセイダーズはロビンソンの古巣でもある。
発表当日、ロビンソンはクルセイダーズで練習していたようだが、一瞬早くリンフィールドが契約を発表したという。一方のクルセイダーズ側はすでに6月9日に事前契約を結んでおり、必要な書類は全てIFA(北アイルランドサッカー協会)に提出済みだと主張した。
結局、IFAが事態の収拾に乗り出すことに。その結果、リンフィールドからIFAに契約書が提出されたのが当日の19時56分、クルセイダーズは22時56分だと判明。
3時間の差で、リンフィールドの選手登録が有効だと判定されることになった。ただ、クルセイダーズ側は法的手段に訴える構えも見せているようだ。古巣クラブとの関係はこれでこじれてしまいそうにも…。