29日、『Tasnim』などのイラン系メディアが「イラン代表FWメフディ・タレミに浦和レッズなどが関心を寄せている」と報じた。

他にもギリシャのオリンピアコス、パナシナイコスなどビッグクラブ、そしてディナモ・ザグレブなどとも接触があると書かれているが、日本では浦和レッズの名前が大きな話題になった。

現在所属しているペルセポリスとの契約は残り一年となっており、クラブは他のチームとの交渉をする許可を与えたという。

ちなみに、イランリーグでは宗教的な問題なのか選手の給料がオフィシャルで公表されており、タレミは90億リヤル。日本円では3100万円程度である。

メフディ・タレミは1992年生まれの24歳。これまでイラン代表ではそこまで大きな話題になったことはなかったのだが、この1年ほどFWのレギュラーを務めているのはサルダル・アズムンではなく彼だ。

ペルセポリスでは2015-16シーズンに16ゴール、2016-17シーズンに18ゴールを決めた。2年連続得点王、最優秀FW賞に輝いており、ベストイレブンには3年連続で選出されている。

一時期「イランのイブラヒモヴィッチ」と呼ばれていたこともあるが、確かにその要素はある選手だ。それほど王様感はないが…。

187cmという大柄な体格を持っているもののヘディンガーではなく、万能性が高いタイプである。強靭なフィジカルがあり、豪快なドリブル突破もこなし、チャンスメイクも出来る。

また足も速く、守備意識もなかなか。また体に無理が利くためアクロバティックなプレーが出来、ヒールパスも得意武器の一つである。

ただ、これもイブラヒモヴィッチと同じで、常にペナルティエリアにいるようなリアルストライカーではない。下がってプレーできるタイプというのが特徴だ。基本的にはハイライトでもわかりやすい系統の選手である。

浦和のスタイルを考えれば、ペナルティエリアだけで仕事できる選手よりももしかするとこのようなタイプのほうが生きるのかもしれない。

ともかく、イラン人選手はJリーグにとっては未知数であり、彼が日本に馴染めるかもわからない。とにかく、試しに取ってみてくれませんか浦和さん、イランリーグにもいい選手たくさんいるよ!

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