4月に発生した、ドルトムント選手を狙ったテロ事件。
CLの準々決勝モナコ戦が予定されていた11日、スタジアムに向かおうとしていたチームバスが襲撃され、窓ガラスの近くに座っていたDFマルク・バルトラが負傷。
命に別状はなかったものの、腕の骨折によりシーズン絶望となった。
選手たちの生命を脅かしたこのテロ事件。
香川真司はブログで「バスに乗るのも試合に行くのも本当に怖かった」と心境を綴ったが、やはり選手たちに与えた影響は大きなものだったようだ。
Borussia Dortmund defender Matthias Ginter considered retirement following terror attack on team bus https://t.co/byKcpKGRq0 pic.twitter.com/wQvQmVuG3z
— MailOnline Sport (@MailSport) 2017年6月21日
英国『Mail Online』によれば、マティアス・ギンターは引退という選択肢も頭によぎったそう。
同紙が伝えたコメントは以下の通り。
マティアス・ギンター(ドルトムント)
「しばらくの間、サッカー界から引退することを本当に考えていた。
あのような攻撃に対してしっかりと身構えることはできないよ。
しかし私はこれからもプレーし続け、ただそれをしたいと思った。
何者かが私を最も好きなものから離れさせようとするのを私は許したくはなかった。
(事件が起きた際)突然、大きな衝撃があった。私の隣で何かが爆発した。あちこちでガラスが散っていた。
我々は全員、すぐに外へと逃げた。もしチームのバスに強力なガラスが採用されていなかったら、ことはより悪くなっていたかもしれない。
事件から数週間が経過して私は彼女と散歩に出かけ、車をゆっくりと運転した。
少しの間、最悪のことを考え恐れてしまった。車はあの時のテロ攻撃でも使用されたからね」