『ESPN』は21日、「ユヴェントスのFWモイーズ・キーンの父親は、クラブが約束を守らなかったと批判した」と報じた。

今季セリエAでデビューしたモイーズ・キーンは16歳。ヴァンサン・ティル(メス)に続き、2000年生まれの選手として欧州主要トップリーグで出場を果たしたヤングスターだ。

「新しいバロテッリ」とも一部で呼ばれていた彼は、すでにミーノ・ライオラ代理人と契約しており、一時はイングランドへの移籍も噂されていたほどである。

しかし、今回報じられたところによれば、モイーズ・キーンの周囲で現在問題が発生しているようだ。

そのきっかけになっているのが彼の父親であるビオル・キーンの発言。彼はメディアに対して以下のように話し、約束を守らないとモイゼを退団させると通告したという。

ビオル・キーン

「ユヴェントスは、年俸70万ユーロ(およそ8650万円)の契約を提示してきた。それは良いものだった。

しかし、かつて私はユヴェントスの要請を受けて、ミーノ・ライオラがモイーズをイングランドに連れて行くことを引き止めた。

そして、その代わりにアフリカに戻った時に支援してくれるという約束を交わしたのだ。

私はコートジボワールで数ヘクタールの土地を持っている。そこで米とトウモロコシを栽培しようと思っている。

私は農学者なのだ。だから、私は彼らに農業機械を頼んだ。彼らは『問題ない』と了承した。

しかしながら、その後ユヴェントスの弁護士が私に連絡をしてきて、『その条件は認められなかった』と言ってきた。

モイゼが大人になったとき、ユヴェントスはモイゼを失うことになるだろう。すぐに契約をまとめられなければね」

(ミーノ・ライオラ代理人について)

「ライオラはモイーズの代理人だと言っているが、私は何もサインしていない。私に任されていれば、別の代理人を選んでいただろうな」

かつてモイーズの兄であるジョヴァンニ・キーンはメディアに対し、「父親は我々を捨てた」と語ったことがある。

ただ、例え関係が悪かったとしても、18歳以下の選手については全ての選択に両親の許可が必要になる。

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