『Tuttomercatoweb』は17日、「元ナポリSDのピエルパオロ・マリノ氏は、ドンナルンマ退団はミランのせいだと語った」と報じた。
先日、ミランとの契約が延長されないことが決定したドンナルンマ。2018年夏での退団はほぼ確定し、今夏の売却も予想されている。
その交渉の中ではミーノ・ライオラ代理人が「経済的な問題ではない」と話したと言われており、メディアでは「6月まで待てと言われたのに、いざそうなると数週間以内に返事をしろと要求されたから」という噂も。
これらの動きについて、かつてウディネーゼやナポリ、アタランタで移籍を取り仕切ってきた名SDピエルパオロ・マリノ氏は以下のように話し、ミランのほうが悪いと指摘した。
ピエルパオロ・マリノ
「契約の最終年度に入ろうとする時、このようなことになるのは以前にも見られた。実質的にはあと6ヶ月だ。1月には他のクラブと契約できるのだからね。
これはミーノ・ライオラの失敗ではないよ。彼は自分の仕事をうまくやっている。問題は、なぜドンナルンマがこのように契約の最終年度に入ることを許したのか?という点だ。
それはミランの体制の変更が影響しているものだが、あのような年齢の選手を拘束するためにはいくつかの法的なトリックがある。ミランはそのようなことが出来る代理人と契約する必要があるよ。
彼らはどうなるかわからないような状況を放置しておくよりも、しっかり整理して待つべきだった。ライオラとドンナルンマの手に主導権を渡してしまったんだよ。
レアル・マドリーなどのクラブがドンナルンマを獲得するとなれば、価格は少なくとも5000〜6000万ユーロ(およそ61.9~74.2億円)だ。
2000万ユーロ(およそ24.7億円)の手数料と600万ユーロ(およそ7.4億円)の年俸を支払っても、まだ得であったと思うね」