『Daily Monitor』は14日、「死去したコートジボワール代表MFシェイク・ティオテの代理人は、憶測を報道するのはやめてくれと話した」と報じた。
先日の練習中に心臓発作を起こして息を引き取ったティオテ。ニューカッスルから中国に移籍してわずか数カ月、不幸な事故で命を落としてしまった。
彼の死に対し、メディアやファンからは「十分な治療が受けられなかったのでは」という意見もあり、まだ混乱は続いている。
しかし代理人を務めているエマニュエル・パラディーノ氏は以下のように話し、むやみな報道はやめて欲しいと訴えた。
エマニュエル・パラディーノ(代理人)
「彼の死に関して多くの憶測が流れている。これは、難しい時間を過ごしているティオテの家族や関係者全てを混乱させるものである。
我々は、ティオテがとても愛される人格であったことに感謝している。北京控股も共に協力している。彼の死に関する情報が出れば、家族に代わってそれをお伝えするつもりだ。
それまでは何もコメントできない。しかし、サポートしてくれた皆さんには大きな感謝を伝えたいよ」
また、かつてニューカッスル・ユナイテッドで彼を指導したスティーヴ・マクラーレン氏は以下のように話し、ティオテは経済的な理由で中国に移籍することを夢見ていたと明かした。
スティーヴ・マクラーレン
「ティオテは10人兄弟の1人だ。コートジボワール代表のチームメイトの多くと同じく、非常に苦しい貧困の中で育った。
彼は15歳までスパイクを手にすることも出来なかった人物だ。しかし、中国への移籍は、家族を経済的に助けるチャンスを与えてくれたんだ。
中国へ移籍することは彼の夢だった。そして、私はそれが実現したことを嬉しく思っていた。
彼は家族を支えるためにお金を必要としていた。そのためにプレーすることを愛していた。
全ての親族だ。叔父、叔母、祖父母まで。全員が彼を頼りにしていたんだ」