ホルヘ・サンパオリを新監督に招聘したアルゼンチン代表。
2018年ワールドカップに向けた南米予選では未だに5位と低迷しているが、その初陣となったブラジルとの親善試合に0-1と勝利し、新体制での良いスタートを切った。
そんなアルゼンチンは13日、シンガポールとの強化試合を行ったのだが、ゲーム前には「2-3-4-1」というフォーメーションをテストするのではないかと報じられていた。
アルゼンチン代表、謎の仰天フォメ『2-3-4-1』を採用へ! https://t.co/qnE7y1ludf
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年6月13日
サイドバックのポジションをなくし、両ワイドの高い位置に攻撃的な選手を置くという独特なこのシステム。
最終ラインはまさかの2バックであり、いかにもサンパオリらしい“奇策”であるが、本当に試合でやっちゃった!
Argentina are set to play at 2-3-4-1 formation when they take on Singapore tomorrow.
Via: (@hughwizzy) pic.twitter.com/5SaBXrqTvx
— Coral (@Coral) 2017年6月12日
報道通り、センターバックにはエマヌエル・マンマナとフェデリコ・ファシオを組ませ、その前にルーカス・ビグリア、マルコス・アクーニャ、エドゥアルド・サルビオの3センターを配置。そして前線には攻撃的な5人を並べた。
試合のハイライト映像はこちら。
無茶な采配に思われたが、なんと0-6で圧勝!
しかも先制点は、コーナーキックからセンターバックのファシオがあげている。一体この時、誰が自陣で守っていたんだ…。
アルゼンチンのFIFAランキングが2位なのに対して、シンガポールは157位。いくらアルゼンチンが奇天烈なフォーメーションを採用していたとしても、両チームの間には明確な実力差があった。
しかし、サンパオリ監督はこの2-3-4-1システムについて今後も採用していくかもしれないと話している。非常にリスキーな配置だけに、今後の行方に注目だ。