『La Repubblica』など各メディアは24日、「ローマからテルナーナに貸し出されているMFロレンツォ・ディ・リーヴィオは、薬物検査で大麻の摂取が確認された」と報じた。
ロレンツォ・ディ・リーヴィオは1997年生まれの20歳。もちろん、フィオレンティーナやユヴェントスで活躍したイタリア代表DFアンジェロ・ディ・リーヴィオの息子である。
ローマの下部組織で育成され、2016年1月にはキエーヴォ・ヴェローナとの試合でセリエAデビューも飾っている選手だ。
今季はセリエBのテルナーナにローン移籍しており、ここまで7試合に出場してきた。
しかし、5月6日に行われたヴィチェンツァ戦後のドーピング検査において、彼のサンプルからテトラヒドロカンナビノール(THC)の代謝産物が検出された。
これは大麻樹脂に含まれる向精神薬の一つであり、日本でも禁止薬物として規制対象となっているものだ。
ディ・リーヴィオは大麻を摂取した可能性が高いと考えられており、アンチドーピング検察官の要請によって即座に予防措置としての出場停止処分が言い渡されている。
今後彼についてはさらなる検査が行われることとなり、摂取が認められれば公式に出場停止処分が科せられる予定だ。