『Telegraph』は13日、「チェルシーが優勝出来た10の理由」という記事を掲載した。

金曜日のWBA戦での勝利により、最終節を待たずしてプレミアリーグ優勝を決定させたチェルシー。

昨季は信じられないような不調に陥ったものの、アントニオ・コンテ監督の下で状況は一変。圧倒的な強さでライバルを寄せ付けなかった。

なぜそんなことが可能になったのか?『Telegraph』のマット・ロウ記者がその「10の理由」をまとめている。

GKコーチの変更

ティボー・クルトワは、前任者のクリストフ・ロリションの下での練習に満足していなかったので、コンテ監督はジャンルーカ・スピネッリに任せることにした。

今季クルトワが指導に満足していることは、プレーを見ていても分かる。アブラモヴィッチ氏に近い存在のロリションを降格させるのは大胆な動きだった。

エンゴロ・カンテとの契約

3000万ポンド(およそ43.3億円)での契約が「バーゲン」などど言われることは数少ないわけだが、エンゴロ・カンテはまさにそのような存在だった。

しばしば「カンテは二人いる」と言われる彼は年間最優秀選手にも選ばれ、レスター時代以上にパフォーマンスを上げている。

コンテ監督は「もっと前向きにプレーをしてくれ」と要求し、それをカンテはしっかりと踏襲している。

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