ワールドカップ予選敗退の危機に瀕するアルゼンチン代表に朗報が飛び込んできた。

5日、国際サッカー連盟(FIFA)はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに下した4試合の出場停止処分を撤回したことを発表した。

メッシは3月23日に行われた2018年ワールドカップ・南米予選のチリ戦で“審判団に侮辱的な発言をした”ことを理由に同28日、FIFAの規律委員会によって予選残り5試合中4試合の出場停止と、1万スイスフラン(およそ112万円)の罰金処分を科された。

その結果、メッシはこの決定直後に行われたボリビア戦で急遽欠場を余儀なくされ、アルゼンチンは0-2で敗戦。チームは上位4位までが自動的に出場権を得る予選で10チーム中5位に後退し、予選敗退の危機に直面している。

しかし、アルゼンチンサッカー協会(AFA)はこの決定を不服として処分の撤回を求めた。そして、4日にスイスのチューリッヒで開かれた審理の後、FIFAの上訴委員会はメッシの振る舞いを「非難に値する」としながらも「十分な証拠を得られなかった」として、アルゼンチンの申し立てを受け入れる判断を下した。

この決定により、メッシは8月31日に行われる次節ウルグアイ戦から出場することが可能となった。

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