『BBC』など各メディアは27日、「元ガボン代表DFモイーズ・ブル・アパンガが心臓発作で死去した」と報じた。
モイーズ・ブル・アパンガは1982年生まれで、享年35歳。
かつてはイタリアのペルージャやブレシアにも所属した経験を持っているが、そこでは活躍できず帰国してからブレイクしたセンターバックである。特に体格には優れていなかったが、苦労人らしいメンタルの強さで戦える選手であった。
2008年にはフランスのブレストに移籍して欧州でも活躍を見せ、ガボン代表チームでもピエール・オーバメヤングやダニエル・クザンなどと共に中心的な存在に。2010年、2012年のアフリカネイションズカップにも出場した。
彼は今年名門マンガスポルトから古巣105リーヴルヴィルへと移籍していたが、4月26日の練習で心臓発作を起こして倒れ、そのまま息を引き取ったという。
ガボンサッカー連盟やチームメイトであったオーバメヤングなどが彼の死を悼む声明を発表しており、同国の名DFとの別れを惜しんでいる。