『AAP』は14日、「Aリーグ・グランドファイナルに臨むメルボルン・ヴィクトリーのケヴィン・マスカット監督は、オリヴァー・ボザニッチの移籍は正しかったと話した」と報じた。
先日、メルボルン・ヴィクトリーから日本のヴァンフォーレ甲府に移籍することとなったオーストラリア代表MFオリヴァー・ボザニッチ。彼が抜けたメルボルンは中盤の縦深性が乏しくなっている。
信頼できるリー・ブロクサムはディフェンダー兼任であり、最終ラインでの起用を考えなければならない。そのためやや安定感を欠いているラシド・マハジ、20歳と若い生え抜きMFステファン・ナイグロらを使う必要がある。
総合優勝を狙うためには苦しい状況となったメルボルン。しかしマスカット監督は、ボザニッチの移籍は問題ないと話したという。
ケヴィン・マスカット
「彼がヴァンフォーレ甲府に移籍するのは予測されていた。そこに疑いはない。
オリー(ボザニッチ)はここでいくつかの良いパフォーマンスを見せてくれた。誰もがマーキー(スター選手枠)の基準で見ていたよ。
彼は、我々にとって良い存在だった。層が薄くなることは分かっていたし、それを計算した決定を下した。それには満足しているよ」
Aリーグの年間総合優勝を決めるグランドファイナルは、4月22日からスタート。3〜6位のチームがまず予選を戦い、勝者が1位、2位(シドニーFC、メルボルン・ヴィクトリー)とのトーナメントに挑む。