元ドイツ代表FWケヴィン・クラニーは、自身の公式サイトで現役を引退することを発表した。
アレクサンデル・フレブらとともに若くしてシュトゥットガルトで活躍を見せてブレイクしたクラニー。
2005年にはシャルケ04へと移籍し、ドイツ代表でもEURO2008の準優勝に貢献するなど飛躍を遂げた。
その後はロシアのディナモ・モスクワでプレーし、2015年にホッフェンハイムへと移籍。しかしそこではノーゴールに終わり、今季は無所属になっていた。
彼に対してはロシア、ブラジル、カタール、中国からのオファーが舞い込んでいたとのことだが、最終的には35歳で現役を離れると決めたようだ。
ケヴィン・クラニー
「私は落ち着いているよ。それだけでなく、新しい人生にも慣れてきた。これもまたなかなかいいものだ。
選手としての長い時間の後、プロフェッショナルとしての締め付けられた生活をこれ以上送らなくてもいいというのは、少なくとも良いことさ。練習場、飛行機の中、そしてホテルの部屋だけの生活はね。
そして、これからずっと家族としての人生を楽しめるというのは、本当に良いことだよ。
新しいクラブを探すことに対しては、とても厳しい条件を持っていた。お金のことではないよ。プロジェクトと、シュトゥットガルトとの距離だ。
家族のために2015年に帰国したんだ。子どもたちをこの環境から離したくはない。そして、私自身も家族から離れたくない。シュトゥットガルトから遠く離れたくなかったんだ。
要するに、私はプレーし続けたかったが、それは絶対ではなかったんだ。家族から切り離されるというコストは、私にとってあまりにも高すぎた。
その理由だけで、私は引退という決断に耐えることができるのだ」