『SBS』は17日、「元オーストラリア代表MFヨシップ・スココは、Aリーグの発展が選手の成長を妨げていると指摘した」と報じた。
現在41歳のスココ氏は、かつてオーストラリア代表として3度のコンフェデレーションズカップ、2006年ワールドカップに出場した名選手。
クラブレベルではルーツを持つクロアチアのハイデュク・スプリトで台頭し、その後ヘンクやゲンチレルビルリー、ウィガン・アスレティックなどでプレーした。
2011年に現役を引退した後は指導者に転身し、今はヴィクトリア州リーグのノース・ジーロング・ウォリアーズのユースでコーチを務めている。
彼は自分が台頭した時代と今を比較して、Aリーグが安定していることが選手のレベルを下げていると厳しい指摘を行った。
ヨシップ・スココ
「今の人よりも、我々はもっとスポーツに情熱を燃やしていたよ。我々が成し遂げたものから、チームが生まれていった。
そして今のオーストラリアでは、Aリーグはその遺産をどこかに投げ捨ててしまったようだ。
新しいクラブがいくつも作られてきた。そして、我々が成長してきた時のような情熱はどこにも見られなくなっている。
そして、必然的に選手のレベルは僅かに落ちてくる。我々が台頭した時には、自分自身でチャンピオンにならなければならなかったのだ」