イングランド4部リーグ・ツーで珍しい指令を下した監督がいたようだ。
舞台になったのは第35節のプリマス・アーガイル対カーライル・ユナイテッド戦。2位対3位の上位対決だ。
Argyle 2 Carlisle 0 - The Match Report #pafchttps://t.co/bOdEYFw8Rv
— Plymouth Argyle FC (@Only1Argyle) 2017年3月4日
このゲームはプリマスのホームで行われ、前半のうちに2点をあげたプリマスが2-0とリード。プリマスのデレク・アダムス監督としては、狙い通りの試合展開だった。
しかし思わぬ“誤算”があった。それは、ピッチの側でボールボーイをしていた子供たちが選手たちに対し、あまりに早くボールを返していたのだ。
リードしているチームとしては、こうした場面で少しでも時間を使いたいはず。対戦相手は昇格争いをするチーム、さらにはホームゲームであればなおさらだ。
そこでアダムス監督は残り時間が10分になったところでボールボーイを撤収させるよう命令したのだという。
一見、スポーツマンシップに反しているようにも思えるこの行動。しかし、アダムス監督はあくまでこの決定がホームアドバンテージの一部であると考えているようで、「ボールボーイのいないスタジアムもある。我々は、自分たちのいる状況を思い知る必要があったんだ」と述べているそう。