鹿島アントラーズは28日、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)のグループステージ第2節でムアントン・ユナイテッド(タイ)と敵地で対戦し1-2で敗れた。

ゼロックス、ACL初戦で連勝した後、週末のJ1開幕戦でFC東京に惜敗した鹿島。中2日での長距離遠征、さらに30度を超す気温の中でタイ王者に苦しめられることになる。

前半12分、ティーラトン・ブンマタンに見事なフリーキックを決められ先制ゴールを許すと、元日本代表DF青山直晃を軸にゴール前に鍵をかける相手をなかなか切り崩すことができない。後半早々、レアンドロの右サイドからのクロスをペドロ・ジュニオールが押し込み同点としたものの、勝ち越しゴールは奪えずにいた。

80分を過ぎて、鹿島に絶好のチャンスが訪れる。途中投入された鈴木優磨がペナルティエリア内で倒されPKを獲得したのだ。

しかし、鈴木はこれを自ら蹴ったものの枠外に外してしまう。

すると、そのまま引き分けに終わるかと思われた後半アディショナルタイム5分、一瞬のカウンターからスペイン人FWシスコに押し込まれて万事休す。

90分間ほぼ相手陣内でプレーした鹿島が決定機を逃した一方、ムアントンは鹿島のお株を奪うように勝負所でゴールを決め、勝利を手繰り寄せた。

敗れた鹿島はこれで1勝1敗に。初戦で引き分けていたムアントンは勝ち点を4に伸ばし、グループ首位に立っている。

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