イタリア出身の国際審判員である二コラ・リッツォーリは、2018年ワールドカップで笛を吹かない意向を明らかにした。
イタリア『EUROSPORT』などが伝えている。
二コラ・リッツォーリは1971年10月5日生まれの45歳。
2007年から国際審判員を務め、これまでに担当した試合は数知れず。
FIFAやUEFAから評価を受け、これまでUEFAチャンピオンズリーグ決勝(2013年)、ワールドカップ決勝(2014年)といったビッグマッチを経験。昨夏行われたEURO2016でも、ドイツ対フランスの準決勝を担当している。
先日行われたセリエAでもユヴェントス対インテルの“デルビー”を担当したばかり。現在イタリアでリッツォーリの右に出る者はおらず、世界有数の実績と実力を持つレフェリーだ。
そんなリッツォーリは2018年のワールドカップでも笛を吹くことが予想されていたのだが、このほど「どんなことにも始まりと終わりがある」と声明を発表。
その中で、「私と同じ機会を他の人に譲り、私が経験してきたのと同じ感情を体験できるよう願いたい」と述べ、2018年大会を辞退する意向を明らかにした。世界屈指の実績を持っていながら、後輩たちに道を譲る決断をしたようだ。
なお、国際審判員の一般的な定年は45歳となっている。