ルイス・ファン・ハールが監督業から引退すると、英国『BBC』が伝えている。

ファン・ハールは1951年8月生まれの65歳。

サッカー界きっての戦術家で、アヤックスを率いて1994-95シーズンにUEFAチャンピオンズカップを制しその名は世界中に知れ渡る。その後もオランダ代表やバルセロナ、バイエルンといった強豪を率い様々なタイトルをもたらした名将だ。

ファン・ハールはオランダ『De Telegraaf』に対し、「私は足を止めてみようと思った。そしてそれは長期の休養になるだろう。しかし、監督業に復帰する予定はない」と話し、引退の意思を明かしたという。

ファン・ハールには3年間で計4400万ポンド(およそ60億3000万円)とも言われる破格のオファーがアジア方面から届いていたそう。

しかし、取材の中で「(アジア)に行くこともできたが、私は行かない。いろんなことが家族に起きたんだ」と説明。どうやら娘婿が急逝し、そのことも引退の決断を後押ししたようだ。

26年の指導者キャリアに幕を下ろしたファン・ハール。結果的に最後に率いたクラブは、マンチェスター・ユナイテッドとなった。

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