『Gazzetta dello Sport』は、「元イタリア代表MFデメトリオ・アルベルティーニは、ミランの補強に苦言を呈した」と報じた。
かつてミランでプレーしたレジェンドであり、イタリアサッカー連盟会長選挙にも立候補したことで知られるデメトリオ・アルベルティーニ。
古巣であるミランが中国系コンソーシアムに買われたことについては、彼は以前も「これは厄介になる可能性がある」と指摘していた。
そして今回のインタビューで彼は以下のように話し、今後は最近の補強失敗から学ばなければならないと苦言を呈した。
デメトリオ・アルベルティーニ
「ミランは最高の選手が必要だ。彼らは最高レベルにある選手たちを必要としているのだ。
このところ、彼らが獲得してきた選手がベンチの上に座っているだけ…というケースをたくさん見てきた。
今彼らが必要としているのはファーストチームの人材だ。誰であろうと、やってくる人物は今いる選手よりも良い者でなくてはならない。
彼らは価値のある選手が必要だ。それは若くてもいい。十分に良い選手ならそれで良いのだ。例えば、ドンナルンマは傑出している男だ。
そして、もしカルロス・バッカが退団するのなら、ミランはそれ以上の選手を獲得する必要があるよ」
(フェデリコ・ベルナルデスキとドメニコ・ベラルディの獲得を狙っていると言われるが?)
「ベルルスコーニ会長は、私がまだプレーしているときにもイタリア人だけのチームを作りたがっていた。彼はミラノ人、ロンバルディア人を求めていた。
私はそのアイデアは好きだ。なぜなら、それは帰属感を与えてくれるからだ。スペインにいた時は、私は外国人だったし、孤独を感じていたことを認めなければならない。
しかし、私は違いを作ってくれる外国人選手もまた必要なものだと思うがね」
(マヌエル・ロカテッリはどう?出身地も近く、次なるアルベルティーニと呼ばれているが)
「そういう話は好きではない。我々は同じような出自だ。出身地は近く、若くしてデビューした。そしてミランのファンだ。
しかし、彼には若さを生かした自由な心を持ってプレーし続け、その道の中で経験を積んでほしいと願っている。そして私のような道を辿って欲しい」