『EurSport』は、「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、若くして中国に行く選手に苦言を呈した」と報じた。
今季の冬のマーケットでも中国の資金力は猛威を振るっている。ブラジル代表MFオスカルは移籍金5200~6000万ポンド(およそ73.7~85.1億円)で上海上港へと行き、あのカルロス・テベスは上海申花で年俸3800~4000万ユーロ(およそ46.6~49.1億円)を受け取るという。
さらに先日はクリスティアーノ・ロナウドに対して3億ユーロ(およそ367.9億円)というオファーがあったとジョルジュ・メンデス代理人が明かし、メディアを賑わせた。
アーセン・ヴェンゲル監督は以下のように話し、若い選手はトップレベルで戦うことを重視すべきであると語った。
アーセン・ヴェンゲル
「誰もが『NO』と言うことはできる。もちろん、誰もが断ることができるのだ。
特に、クリスティアーノ・ロナウドのようなお金を持っているならばだ。工場で働いている人間ならば、断れないのは理解できる。
しかし、サッカー選手は断れる。
私の人生のすべてにおいて、お金のことは考えすぎずにやってきた。もし私がお金のことだけ考えていれば、今日のようにはなっていない。私を信じて欲しい。
トップレベルで競争をするということだけが私のプライドである。32~33歳になった時に中国の巨大な契約に惹かれるのはわかる。残りの人生を豊かにしたいからだ。
しかし今日では、トップレベルの大会はイングランドにある。イングランドでやりたいと思うべきだ」