サッカーをマーケティングの中心に据えていることで知られるエミレーツ航空。
胸スポンサー契約を結んだチーム数は数知れず、レアル・マドリーやアーセナル、PSGといったメガクラブもクライアントだ。またワールドカップの公式パートナーを務めており、サッカーとの関係が非常に深い企業である。
そんなエミレーツ航空が、またもやおもしろい企画をやってくれた。
Just when you thought football had reached peak cringe, Benfica exit the pitch through an Emirates check-in desk after warming up. pic.twitter.com/QYPGvLArLT
— James Fielden (@James_Fielden) 2016年12月11日
こちらは、11日に行われたベンフィカ対スポルティング・リスボン戦でのシーン。
ちょうどベンフィカの選手たちがウォーミングアップを終えてロッカールームへと引き上げる場面なのだが、エスタディオ・ダ・ルスのピッチ上には空港でよく見る「搭乗カウンター」が設置されているのが分かる。
実はこれ、エミレーツ航空によるプロモーションの一つ。
ピッチを空港に見立て、これから試合に臨む選手の“搭乗”をお見送りするというものだ。
普段は何でもない選手が引き上げるシーンを、広告的なアプローチで企業の認知向上に役立てるなんてクリエティブ!
ベンフィカとエミレーツ航空では他にもユニークな取り組みを行っており、過去には「安全ビデオ」を使ったこんなユニークな企画も。
試合前の集合写真では、エミレーツ航空のCAさんが一緒に写るのが定番となっている。
ユニフォームなどの広告枠を購入するだけで企業が認知される時代は終わった。これからは、サッカーに関する様々な場面で積極的かつ自由に露出していく姿勢が広告主には求められるだろう。