『Calciomercato』は「元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏は、ミランの買収は怪しいと話した」と報じた。
今夏ついに中国系コンソーシアムへの株式売却が決定したミラン。シルヴィオ・ベルルスコーニ氏がクラブを手放し、アジアへ運営権が移ることになった。
しかし、それからの交渉には様々なトラブルが発生。先日はついに中国政府から資金の移転が認められなかったことから、取り引きが3月3日まで延期されることが正式に発表された。また、新たにオーナーになる人物や投資をしている企業の名前などもまだ明らかになっていない。
それらについて聞かれたアルベルト・ザッケローニ氏は以下のように話し、現状の中国との交渉はかなり怪しいと不信感を露わにした。
ミランでスクデットを獲得した経験がある他、今年は中国でも指揮を取ったザッケローニ氏。その経験から、お金がある人物なら知られているはずだと語った。
アルベルト・ザッケローニ
「私は今年北京国安を指導してきた。そして、新しい中国人のオーナーが誰なのかを特定しようとしたのだが、誰もそれが何者なのかを知らないのだ。
これは奇妙な状況だよ。なぜなら、裕福な人々というのは、普通中国でとても良く知られている人間であるはずだからだ。
まあ、この物語がどのような結末を迎えるのか、様子を見てみよう。
私はミランがスクデットを獲得できるだけのポテンシャルがあるとは思わない。彼らはチャンピオンズリーグに出場できるだけのものはあるが、ナポリが足踏みしてくれればの話だね。
ナポリはこのところ幾つかネガティブな結果に終わっている。そしてミランは最高の結果を得てきている。
すべての選手から最高のものを引き出しており、モンテッラはとてもいい仕事をしている。ミランは彼のスタイルではないかもしれないが、それは別に意味のない話だ。
私の時のミランはもっと年を取っていたね。ボバン、ビアホフ、レオナルド、コスタクルタはベテランになっていて、セリエAは難しいリーグだった。
7つのクラブにスクデットの可能性があるようなね。フィオレンティーナにもルイ・コスタやバティストゥータがいたくらいでね」