『Crarin』など各メディアは、「シャペコエンセの選手やスタッフが事故死したチャーター機を運営していたラミア社に、ボリビア当局による業務停止命令が下された」と報じた。
J経験者は全員死亡が確認…シャペコエンセの事故、全遺体を回収 https://t.co/6P0cu9TKmJ
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2016年11月30日
先日発生したコロンビアでの航空機墜落事故。乗員乗客あわせて77名のうち71名が死亡するという大惨事となった。
コパ・スダメリカーナ決勝戦の会場に向かうために搭乗していたシャペコエンセの選手やスタッフが巻き込まれたことから、サッカー界でも大きな衝撃となっている。
そして、その墜落の直接的な原因が航空機の燃料不足であったことから、チャーター機の安全性に問題があったのではないかという報告が次々と行われている状態にある。
事故原因については現在調査が進められている状況で、まだブラックボックスの解析も終了していない。
しかし、ボリビア当局は既に運営会社のラミアをライセンス停止処分とし、現在の業務を中断させるという決断を下しているという。これはすでに不正行為が確認されているというわけではないが、その可能性があると考えられている証拠でもある。
コロンビアでの運営ルールにおいては、目的地の上空に到達した段階から30分飛行できるだけの予備燃料を乗せることが義務付けられている。
ただ、少なくともこの航空機はそれを保有していなかったことが確認されており、墜落現場に燃料の痕跡も発見されていない。
一方で、ラミア社のCEOであるグスタボ・バルガス氏は「出発前点検に異常はなかったと報告しているほか、燃料不足の場合には目的地の手前にあるボゴタ空港での燃料補給という選択肢があった」と明かした。それが行われなかったのは、パイロットであるミゲル・アレハンドロ・キロガ・ムラカミ氏の責任であったという話である。
グスタボ・バルガス
「それはパイロットが判断を下すものだ。気象条件は大きな影響を与えるが、燃料不足の場合にはボゴタ空港を経由するという選択肢があった」