欧州各地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ第5節。グループBのベシクタシュ対ベンフィカ戦はすさまじい一戦となった。
A night to remember!
It’s hard to beat someone who never gives up!#Beşiktaş pic.twitter.com/wV2arphJiD
— Beşiktaş JK English (@BesiktasEnglish) 2016年11月24日
イスタンブールのボーダフォン・アリーナで行われた試合で、ホームのベシクタシュを待っていたのはまさかの展開だった。なんと前半だけで3失点し、最悪の状況でハーフタイムを迎えたのだ。
だが、スタジアムに詰めかけたベシクタシュサポーターたちは驚きの反応を見せる。
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なんと0-3の大敗ムードにも関わらずチームを鼓舞するような大声援を送ったのだ!DFギョクハン・ギョニュルに促された選手たちもこれに応えていた。
#Beşiktaş Chairman Fikret Orman:" #SlientCheer for our stand against racism and support for the disabled was broadcast over 120 countries." pic.twitter.com/7kHrrMraf8
— Beşiktaş JK English (@BesiktasEnglish) 2016年11月24日
すると後半にベシクタシュは反撃を開始。58分に1点を返すと、終盤の83分、89分に立て続けにゴールを奪って3-3の同点に持ち込んでしまったのだ。
UEFA公式でも「ハーフタイムにベシクタシュファンたちは選手たちを激励し、後半45分は全く違うストーリーになった」として、「ファンの力がセンセーショナルな同点劇を引き起こした」と伝えていた。
地元紙によれば、ベシクタシュサポーターはその応援も片時も止めなかったそう。後半から投入されると反撃の狼煙となる1点目のゴールを決めたFWジェンク・トズンの言葉もそれを証明している。
ジェンク・トズン(ベシクタシュFW)
「我がファンたちに感謝したい。0-3で負けている時でさえ、彼らは一瞬も止めることなく僕らの応援を続けてくれた」
「(ハーフタイムの)ロッカールームでは魔法のような言葉もあった。監督は0-3というスコアは忘れるように訴え、0-0からのようにやり直すべきだと言ってくれた」
さらに、ベシクタシュサポーターたちの“音の壁”はベンフィカを圧倒するものでもあったようだ。
ルイ・ヴィトーリア(ベンフィカ監督)
「(ここ以外で)こんな雰囲気やファンを見つけるのは不可能だね。この雰囲気にかなり影響されたよ」
これでベシクタシュはホーム戦11試合連続無敗となったそう。グループBではナポリ、ベンフィカ、ベシクタシュの3チームに決勝トーナメント進出の可能性が残されている。