アルゼンチン代表として2度ワールドカップに出場した同国サッカー界のレジェンド、フアン・セバスティアン・ベロンが現役復帰に向けて動き出したようだ。『La Nacion』などが伝えている。
報道によると、現在エストゥディアンテスの会長を務めるベロンは、新スタジアムにおけるシーズンチケットを65%以上販売できた場合、「来年のコパ・リベルタドーレスに出場する」と約束したのだという。
現役時代にベロンとプレーし、現在同クラブの指揮官を務めるネルソン・ビバス監督は、「ベロンは現役復帰するためにトレーニングを開始した。彼はその性格上、常に我々が求める以上のものを与えるだろう」と語った。
ベロンは“魔法使い”と呼ばれた元アルゼンチン代表の名選手フアン・ラモン・ベロン氏の息子で、1993年に父親がプレーしたエストゥディアンテスでデビュー。その後、ラツィオ、マンチェスター・ユナイテッド、インテルなど欧州の名門で活躍し、晩年になってエストゥディアンテスへ復帰。一度の引退と復帰を挟んで2014年5月に現役を退き、同年10月以来、同クラブの会長を務めている。
現在41歳。もし現役復帰を果たした場合、ベルグラーノのGKフアン・カルロス・オラベを抜いて同国最年長のプロサッカー選手になるという。