4日、中国超級リーグの上海上港は「来季の新監督としてアンドレ・ヴィラス=ボアス氏を招聘した」と公式発表した。

元イングランド代表監督として知られるスヴェン=ゴラン・エリクソン氏が指揮官を務めていた上海上港。今年は6000万ドル(およそ60.5億円)でブラジル代表FWフッキらを獲得するなど大きな投資を行った。

しかし結果は超級リーグ3位とタイトルを逃し、AFCチャンピオンズリーグでは予選からのスタートになった。目玉であったフッキも怪我に苦しみ、シーズンを通しての活躍はできなかった。

2014年からチームを指揮してきた監督の評価も下がり、今季限りで指揮官が交代されるという噂はずっと流れていたが、それが実行に移された形だ。有効的な話し合いの末に退任が決定したという。

ゼニト・サンクトペテルブルクを今年夏に退任したアンドレ・ヴィラス=ボアス氏は、今年39歳。ジョゼ・モウリーニョの弟子筋の指導者として知られており、トッテナム・ホットスパーやチェルシーでも指揮を執っていた経験がある。

『Sky』のジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、上海上港がアンドレ・ヴィラス=ボアス氏に提供した給与は年間1200万ユーロ(およそ13.5億円)という莫大なものであるそう。

競争が激しくなっている中国リーグで、アンドレ・ヴィラス=ボアスはタイトルを獲得することができるかどうか?大きな注目が集まりそうだ。

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