『Guardian』は「エヴァートンは、市民団体が推奨する最低賃金を導入した」と報じた。これはプレミアリーグではチェルシーに続いて二クラブ目となる。
英国においては25歳以上の労働者に時給7.20ポンド(およそ920円)の最低賃金が設定されている。
しかし、生活賃金財団(Living Wage Foundation)は、生活費を考えればロンドンで9.40ポンド(およそ1200円)、他の地域で8.25ポンド(およそ1053円)が必要であると規定している。
サッカークラブに所屬している選手などは大きな収入を得ているものの、多くのスタッフはそれほど裕福ではなく、労働力としてインターンを活用している点でも批判を受けることがある。
そして、今回エヴァートンはこの生活賃金財団の主張に同意するとともに、全ての労働者に対して時給9.40ポンドを保証することを決めたという。
これは今後3年間を総合して一人あたりおよそ2000ポンド(およそ26万円)の賃上げとなる。対象のスタッフはおよそ700人になるとのこと。