『FOX Sports』は「シンガポール・Sリーグのタンピネス・ローヴァーズは、元イングランドU-21代表FWジャーメイン・ペナントとの契約を終了する方針である」と報じた。

ノッツ・カウンティで活躍したあとアーセナルに引き抜かれたことで知られるジャーメイン・ペナント。

一時期はプレミアリーグでも屈指の若手ウイングとして高い評価を受けたものの、ピッチ外でのトラブルが非常に多く、何度も飲酒運転や事故で逮捕されるなどして問題児として有名になった。

その後リヴァプールにも移籍するも、トップレベルのクラブではなかなかインパクトを継続的に残すことができずにいた。

2014年にストーク・シティを離れてからは、インディアン・スーパーリーグのプネ・シティ、ウィガン・アスレティックに所属。そして今年1月にシンガポールの強豪であるタンピネス・ローヴァーズに1年契約で加入した。

その給与はおよそ月2万3495ポンド(およそ300万円)で、これはウィガン時代から比較して70%ダウンという額であったという。

しかしながら、これはシンガポールの基準から言えばかなり高額。クラブはペナントにさらなる給与削減を求めたものの、それを断られたとのことだ。残念ながら、ペナントは今季限りでシンガポールを離れる可能性が高くなっている。

クリシュナ・ラーマチャンドラー(タンピネス会長)

「彼は偉大な選手だ。しかし、いかなる選手もチームを左右することはできないのだ。

このクラブとシンガポールに素晴らしいインパクトを残してくれた。彼のようなステータスを持つ選手は興奮と感動を与えてくれた。シンガポールのシーズンの初期に必要なものだった。

クラブは彼の賃金を支払うことはできる。しかし、それはすべての選手に間違ったメッセージを送ることになる。

他の選手が給与をカットされながら、ある一人の選手が大きなスケールのお金を受けとるというメッセージを。

それは社会的な摩擦を作ってしまう。ドレッシングルームの中にね」

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