26日に開催されたDFBポカールの2回戦。

バイエルンはアウクスブルクに3-1で勝利しベスト16に進出したのだが、このゲームでは素敵なシーンがあった。

81分、長期離脱を強いられていたDFホルガー・バートシュトゥーバーが途中出場を果たし、実戦に復帰したのだ。

前十字靱帯断裂や重度の太もも筋断裂など、度重なる大怪我で何度も戦線離脱を繰り返してきたバートシュトゥーバー。

27歳ながらその離脱期間はすでに1000日を超えており、今年2月には練習中に足首を骨折し、再び治療に専念してきた。

昨シーズンの終盤にはトレーニングに復帰していたものの実戦の機会は掴めず、この試合が念願の復帰戦となった。

アリアンツ・アレーナの観客は、スタンディングオベーションでバートシュトゥーバーの復帰を歓迎。

バートシュトゥーバーが公式戦に出場するのは、今年2月10日に行われたDFBポカールのボーフム戦以来259日ぶりのことである。

前日に試合を行っていたヘルタ・ベルリンの公式Twitterアカウントも、バートシュトゥーバーの復帰を祝福した。スポーツマンシップに則った素晴らしい交流だ。

バートシュトゥーバーは試合後、「私は本当にハッピーだ。もちろん、素晴らしい雰囲気を全身で感じた。絶対に忘れられないね」と振り返ったという。

DFBポカールはこれで一旦中断に。バイエルンは来年2月、ベスト16でヴォルフスブルクと対戦する。

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